先日参加したセミナーで、今の組織は麦わらの一味のような在り方が推奨される、という話を聞きました。
麦わらの一味とは、漫画ONE PIECEに出てくる主人公たち。
彼らは、船長がクルーを支配せず、お互いを尊重し合っています。
そして、お互いに絶大な信頼をし合い、時には弱みを見せ合い、強い敵と闘っていく。
このチームの在り方こそが、今の会社でも求められている。
簡単に言うと、こんな内容のお話でした。
このお話を聞いたとき、ずっと気になっていた本の存在を思い出しました。
それが、写真の2冊です。
早速取り寄せて一気読みしました。
組織の在り方はその時代の経済状況などにより変遷すること、
なぜルフィは敵すらも味方に変えてしまうのか、
麦わらの一味がお互いに信頼し合えるのはなぜか、
このようなことが、社会学の観点から解説されていて、非常に納得感がありました。
私はもう20年近くONE PIECEを愛読していて、今も毎週月曜日にジャンプを読んでいます。
だからこそ理解が深まったのかもしれないので、ONE PIECE未読の方の感想も気になるところです。
チーム作りに悩んでいる方、リーダーとしてどうしたらよいのか悩んでいる方は、
一読して損はない本ではないかと思います。(特に、『ルフィと白ひげ』の方)
ところで、この本にはたくさんの名セリフや名シーンが引用されています。
本の内容が学びになったのはもちろんなのですが、ただただONE PIECEを読み返したくなってしまい・・・笑
読了後は、アラバスタ編とエニエスロビー編を読み返してしまいました。
最後に、私が好きな言葉を紹介しようと思います。
私が好きな言葉は「この船の進路をお前が決めるなよ」。
アラバスタへ向かう船の上で、ルフィがロビンに放った言葉です。
自分がどうしたいか、どこに向かいたいかが明確にあるからこそ放てる言葉。
私も周囲からの言葉に負けそうになった時、自分を鼓舞するためによく思い出しています。
たまに、「大人になっても漫画ばかり読んで」と漫画にネガティブな感情を持つ方もいますし、
社労士になってから私もこのようなことを言われたことがありますが、
私は漫画から得るもの、漫画が救ってくれるものもたくさんあると強く思っています。
(代表 内川)